オーストラリアの小学校でインターン!小学校教員が60日間で学んだこととは?

今回は、日本の小学校で教員として働く傍ら、夏休みを利用してオーストラリアへ約60日間の短期プログラムに参加されたAさんの体験談をご紹介します。

「海外の教育現場を見てみたい」「もっと実践的な英語力を身につけたい」――そんな思いを胸に飛び込んだ初めての海外チャレンジ。

限られた時間の中でも、多くの気づきと学び、そして新たな視点を得られた貴重な2ヶ月間となりました。

現地の子どもたちや先生たちとのふれあいを通して感じた、日本との違いや共通点。

教員としての視野が広がったリアルな体験を、今回はたっぷりとお届けします。

日本語教師インターンとは?

日本語教師インターンとは、海外の学校や教育機関で日本語の授業をアシストする活動のことです。

教師としての経験がある人もない人も参加でき、主に日本語の授業の補助や文化紹介、現地の先生・子どもたちとの交流を通じて、教育の現場を体験します。

特にオーストラリアでは、日本語が第二言語として広く学ばれており、小学校〜高校までさまざまな場で日本語教育が行われています。

英語圏での異文化体験をしながら、教育に関わりたい方にとっては、非常に魅力的なインターンプログラムです。

オーストラリアを選んだ理由と参加の目的は?

インターンの地としてオーストラリアを選んだのは、以下の3つの理由からだそう。

  • 英語圏であること

  • 小学校でのボランティア受け入れがあること

  • 過去に2度訪れ、土地に馴染みがあったこと

今回の参加目的は「海外の小学校の授業や子どもたちの様子を見ること」

さらに、先生たちの教え方や子どもとの関わり方を学び、自分の教育観を広げたいと思っていました。

小学校での活動内容と日々の暮らしは?

私はメルボルン近郊の小学校で、2ヶ月間日本語クラスのアシスタントを務めました。

配布物の準備や教材のセッティング、絵本の読み聞かせや発音のモデルなど、先生をサポートしながら子どもたちと関わる毎日は、どれも新鮮で刺激的でした。

▼ こんな授業も体験しました!

  • 日本語授業(ひらがな、絵本紹介、かるたなど)

  • 音楽&演劇、体育、図工、国語、レジリエンス(自己肯定感を育てる授業)など

  • 校外学習(動物園見学)やイベント(Book Week、Footy Day)

子どもたちが本やアニメのキャラクターに仮装して登校する「Book Week」や、フットボールのユニフォームを着てパレードする「Footy Day」は、日本の学校とはまったく違う文化で、心から楽しむことができました。

 ホームステイ先での戸惑いと、心の変化

私がお世話になったのは、ベトナム出身の家族。
最初はとても親切にしてくださり、まるでお客さんのようにもてなしてくれました。

子どもたちも「一緒に遊ぼう!」と声をかけてくれて、とても嬉しかったのを覚えています。

ただ、生活が始まってしばらくすると、違和感を覚えるようになりました。

「自分の居場所が分からない」
「どう関わればいいのか分からない」

家族はベトナム語で会話し、私は英語。話してくれているのに、文化や距離感の違いから会話が減っていきました。

「なぜ話してくれなくなったんだろう」
「私、何か悪いことしたかな…」と、不安な気持ちでいっぱいでした。

でもある日、ホストマザーがメールで思っていることを伝えてくれました。
その一言がきっかけで、お互いに誤解が解けて、少しずつ家族のルールや習慣に馴染むことができるようになりました。

それからは、子どもたちの朝ごはんを用意したり、日本食を振る舞ったり、家事を手伝ったり。

やっと「一緒に暮らす家族」として関わることができるようになりました。

60日間を終えて得た英語力と学びは?

現地で生活しながら、リスニング力は確実に伸びたと実感しています。
先生方や子どもたちが話す英語も、だんだん自然に聞き取れるようになっていきました。

話す力はまだまだですが、「もっと語彙があれば言いたいことをすぐに伝えられるのに!」という悔しさもモチベーションになりました。

事前に英語の映画やニュースを聞いて、耳を慣らしておくことは、本当におすすめです!

今後に活かしたいこと

私は日本の小学校の教員です。
この経験を、日々の授業の中で子どもたちに伝えたいと思っています。
特に印象的だったのは、オーストラリアの日本語授業がとても「視覚的」だったこと。

スライドショーに写真や動画をたっぷり使い、文化や風景を見せながら教えるスタイルが印象的でした。

また、House Points(ハウスポイント)のような、子どもたちのやる気を引き出す工夫もぜひ取り入れたいと感じました。

最後に:この留学で一番心に残ったこと

この60日間で一番大きく心に残ったのは、
「やさしさや思いやりは、言葉ではなく相手の文化を理解することで伝わる」
ということです。

自分の「親切」が、必ずしも相手にとっての「親切」とは限らない。
そう気づいたとき、もっと相手を知りたい、理解したいと思えるようになりました。

総合評価:97点!

全体を振り返ると、「行ってよかった」と心から思えるインターンシップでした。

文化の違いに戸惑い、悩んだ日もありましたが、それを乗り越えて得た学びと経験は、一生の宝物です。

これから参加する方へアドバイス

  • 英単語は出発前にしっかり覚えておこうう!

  • 英語のニュースや映画を聞いて、耳を慣らしておこう!

  • 文化の違いに出会ったら「まず聞いてみる・知ろうとする」ことが大切!

異文化に飛び込むのは勇気がいりますが、その先には想像を超える出会いと成長があります。

あなたもぜひ、踏み出してみてください。

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